金環日食

こんにちは、ブログ担当の前田です。

さわやかな風が心地よい季節になりました。

通勤途中は、優しい色合いの花に目を奪われます。

美しい花を見ると、元気が出てくるから不思議です。

 

そういえば、もうすぐ金環日食ですね。

今月21日の朝7時半頃です。

全国的に天気はやや微妙なようで、

ここ東京は何とか見られるかもしれません。


ちなみに月が太陽をすっぽりと覆うときは皆既日食、

月の外周に太陽がはみ出すときは金環日食というんですね。

今回は後者で、

次に日本で見ることができるのは、2030年の61日、

場所は北海道とのこと。

裸眼で見ないようにと注意喚起がなされていますが、

これはずっと見続けて目を傷める人がいるそうで、

通常の太陽を見ることと何ら危険度は変わりません。

でもせっかくですから、

簡易メガネを用意してじっくりと眺めたいですね。

 

各地の金環日食の写真を送っていただけるとうれしいです。

私もこの日は寝坊しないように気をつけて、

きれいな写真撮影にトライします!

では皆さま、よい週末を。


世界のムード音楽

こんにちは、ブログ担当の前田です。

ゴールデンウィーク、いよいよ後半に入りますね。

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

今日の東京は雨模様、ちょっぴり蒸し暑いです。

オフィス付近の街路樹の葉が、生い茂ってまいりました。

 

「音楽のある風景」では、このゴールデンウィーク期間中、

多くの方々からご注文をいただいております。ありがとうございます。

中でも、昨年末より発売を開始しました、『決定版 世界のムード音楽』は

お陰様で好調な売れ行きとなっています。

 

ポール・モーリア「恋はみずいろ」、マントヴァーニ「シャルメーヌ」、パーシー・フェイス「夏の日の恋」、リチャード・クレイダーマン「渚のアデリーヌ」、ヘンリー・マンシーニ「酒とバラの日々」など、ムード音楽界を代表するアーティストの名演を集めたこの商品は、他にもロジャー・ウィリアムス「枯葉」、ヤンコフスキー「森を歩こう」、マックスウェルの「ひき潮」など、日本で大ヒットしたけど、今ではちょっと入手しにくい曲も数多く収録した豪華なセットです。

さらにレコード会社の枠を超えた豊富な音源全90曲を、高品質仕様でお楽しみいただけます!

 

ゴールデンウィーク期間中は、

5月3日(木)のBS日テレ「音楽のある風景」番組内で

こちらの商品を紹介させていただきます。

番組内では、さわやかな海外の風景をバックに、

このCD-BOXより代表的な名曲をご紹介します。

是非、チェックしてみてくださいね!

 

5月3日(木)午前7:00〜7:30

BS日テレ「音楽のある風景〜夢見る頃を過ぎても」

『決定盤 世界のムード音楽』

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韓国ドラマ主題歌集

こんにちは。ブログ担当の前田です。今年の1月より発売を開始しました『Beautiful Love〜韓国ドラマ主題歌・テーマ曲集』。お陰様で、毎日全国の方々から、想像を超える沢山のご注文をいただいております。商品の別冊解説書にも記載ありますように、様々なハードルを超え、約1年半もの期間を費やして完成することが出来た商品だけに、スタッフ一同、大変嬉しく思っています。

 

実は、この『Beautiful Love〜韓国ドラマ主題歌・テーマ曲集』は、「音楽のある風景」では、今まで制作してきた商品と比べると、ちょっと特別な存在なんです。これまで、ユニバーサルミュージックの膨大なクラシックやジャズ、洋楽、イージーリスニングなどの音源を中心に制作・発売してきた私たちにとって、この韓国ドラマ主題歌集CDが、テレビを通して、どんな方々に、どのくらい購入していただけるのか、ほとんど想像が付きませんでした。

 

そもそもどうして、日本では韓流ブームが続いているのでしょうか。2003年にNHK-BS2で、ペ・ヨンジュン、チェ・ジウ主演の、「冬のソナタ」の放送が開始され、翌年2004年にNHK総合での再放送では、その甘く切ないラヴ・ストーリーと美しい映像が、多くの日本人の心を捉え、高視聴率を得ました。その後、多くの韓国ドラマが日本で放送されるようになったのです。私も、いくつかの韓国ドラマを観たことがありますが、日本のトレンディ・ドラマに比べると、ストーリーに深みがあって、その切り口も、恋愛ものだけに限らず、家族愛、歴史もの、コメディ、サスペンスなど、種類が豊富。そして、それらのドラマのバックでは、映像の魅力を最大限に引き出そうとする、切なくも美しいメロディーが流れ、その映像と音楽のW効果で、私たち視聴者の心を虜にしてしまうのだと思います。2003年の「冬ソナ」の放送から、もう10年経とうとしている今でも、いまだに韓国ドラマの人気は続いています。

 

そういった意味で、特殊な商品ではありますが、私たち「音楽のある風景」のコンセプトである、“長年愛されてきた素晴らしい音源の数々を、多くの方々に紹介していけるような商品を作りたい”という点において、とても意味のある商品化・発売になったと思っています。

スタンダードと呼ばれるには、10年という月日は、まだ短いかもしれませんが、こういった商品を待ち望んでいた方々もいらっしゃるということが、お客さまアンケートからも分かりました。

 

 

「テレビのCMを見てすぐさま予約して購入しました。届くのが待ち遠しいほどでした。届いて早速聴きました!感無量です。付属のガイドブックもとっても良かったです。」(40代女性)

 

「心待ちにしていました。前からこんな品が欲しかったです。曲を聴いていると、場面が浮かんでくるとは、このことだと思いました」(50代女性)

 

「本当に!本当に探していたCD集でした!歌詞付きで、ドラマの解説書もあって。音楽を聴くだけでも、まだ観ていないドラマも見たくなります!」(50代女性)

 

「オリジナルをこれだけ集めたものは他になかったので、嬉しいです!スタッフの皆さまに感謝します!」(50代女性)

 

「今回、これだけたくさんのドラマの主題歌がCDになって大変感動しています。以前からこんなCDがあったらと、その望みがかない、嬉しく思います。これを作られるにあたってのスタッフの方の苦労を初めて知りました。感動のCDを有難うございました。まさに愛(LOVE)ですね。」(60代女性)

 

嬉しい声がたくさん寄せられています。

この先5年後、そして10年後、この商品を手にした皆さまを通して、語り継がれていく商品になれば、それは私たちにとって、とても大きな喜びです。

 

BSを中心に放送中の番組「音楽のある風景」は、深夜・早朝を中心に、ほぼ毎日放送中です。『Beautiful Love〜韓国ドラマ主題歌・テーマ曲集』を紹介中の、「音楽のある風景〜韓流☆ラブソング」では、この商品の魅力をたっぷりとご紹介しています。まだ観たことがないという方も、是非、放送スケジュールをチェックして、番組に遊びにきてくださいね!

スタッフ一同、お待ちしています!

放送スケジュールはこちらから 
(「音楽のある風景」ホームページが開きます。右上の放送スケジュールをクリック!)

楽曲リスト、ご注文はこちらから (「音楽のある風景」商品ページが開きます)


桜満開

日高です。連投です。ここ東京では、この土日、桜が満開でした。下の写真は千鳥が淵の桜で、この近くには「音楽のある風景」を放送して下さっているMXテレビ(東京メトロポリタンテレビジョン株式会社)さんの本社ビルが近くにあり、花見の名所として知られている場所です。土曜日に仕事の合間を見つけて、ちょっとだけ花見を楽しんできました。ただ、人が多くて趣がないと言いますか、個人的にはあの込み具合は苦手でした。なので写真も人が映り込まないように接写で、この日はそこそこ風も吹いていたので枝を左手で押さえながらの撮影です。苦労して撮影する私の周りは学生や家族連れがシートを敷いて宴会真っ盛りでした。

桜は咲いている期間がきわめて短いためにそこにものの憐れを感じる人もいるでしょうし、逆に短くともこうして毎年美しく咲く、樹木の命の長さに比べて、人間の一生の何と短くそして儚いことかと思う人もいるでしょう。私は若い頃は前者でしたが、40前後の年になってからは完全に後者で、ああ自分はあと何年この桜を見ることができるだろうかと思うようになりました。

 

特に千鳥が淵公園は、すぐ隣に無名戦没者の墓苑があるので、いつも以上に感傷的になったかもしれません。ここには先の戦争のときに海外で亡くなった人々(その数は200万人を超えると言われます)の中で、身元不明や引き取り手のない人々の遺骨が埋葬されています。アジア諸国、太平洋、その他様々な地域で散っていった若い命…。60数年前のこと。もう60年なのでしょうか、まだ60数年なのでしょうか。きれいな青い空を眺めながら、そういうことにも少し思いを馳せました。

 

多くの人がいろいろな思いで桜を眺めていたこの土日だったのではないでしょうか。東京は今日も穏やかな気候で、もう何日かはきれいな桜が楽しめそうです。これから北関東や東北にもきれいな花が咲くことと思います。


千鳥が淵の桜.jpg


あれから1年

こんにちは、ブログ担当の前田です。春の気配を感じながらも、まだ冬の寒さの名残を感じた一週間でした。皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 

東日本大震災から1年が経とうとしています。

私たち「音楽のある風景」のオフィスには、震災直後、お客様からたくさんのアンケートハガキが届きました。「音楽を聴いて元気になりました」、「音楽で心が休まります」などのメッセージが多く寄せられました。音楽が人の心に及ぼす影響力は、色んな意味で、とてつもなく大きいものと感じています。私たち「音楽のある風景」で紹介している音楽が、少しでも皆さまの心に安らぎを届けて欲しいと願う毎日です。

そして私たちは、もう一度初心に戻って、商品開発や案内、サービスに取り組んでいきたいと思っております。

 

近所に、黄色い花の蕾を見つけました。春はもうすぐそこまで来ています。

どうぞ心安らかな週末をお過ごしください。

蕾.JPG


CDの素材

こんにちは、ブログ担当の前田です。

今日は快晴!窓から暖かい光が差し込み、オフィスはとっても明るい雰囲気です! (^^)

 

さて、ここ十数年、環境問題についての意識が、企業を中心に高まってきています。私は、今まであまりにも無知だったことを恥じて、少しずつ勉強をはじめました。まずは身近なところから、「CDには有害な物質は含まれていないのか?」という視点で、CDの素材について調べてみました。

 

CDは、「好きなアーティストが演奏しているか?」、「好きな楽曲が入っているか?」など、多くの方はよく吟味してから購入するものです。そしてCDはよほどの衝撃を与えない限り、割れたりしませんし、丁寧に扱えば、何度も楽しむことができますので、“捨てる”という行為には、なかなか至らないと思います。

しかし、どうしても廃棄しなければならない状況が出てきてしまいます。

 

通常のCDは、光学ポリカーボネイトという、プラスティック素材から出来ていています。CD裏面に埋め込まれた反射膜(アルミ)が、光を反射して音の信号を読み取るのです。

アルミが入っているため、家庭では、プラスティックごみとして出せない場合がほとんどです。

CDの個人廃棄方法につきましては、各市町村の指示に従っていただくこととなるようです。※分別表に無い場合は問い合わせると良いとのことです。

 

工場でのCDの廃棄処理は基本的に全てリサイクルとなっています。

素板と呼ばれる透明のポリカーボネートのみのもの

素板にアルミの反射膜が付いたもの

通常のCDと同様にレーベル印刷がされたもの

3種類に分別しリサイクル業者へ渡ります。


素板.jpg 印刷無アルミ付.JPG 印刷済.JPG  
(素版)            (印刷なし、アルミ付き)(印刷あり、アルミ付き)

写真提供:ビクタークリエイティブメディア



では、ケースや箱、ジャケットなどはどうでしょうか?

まず、CDを納めている、よくある透明のケースは、ポリスチレン樹脂というプラスティックから出来ています。



「音楽のある風景」で発売しているほとんどの商品の箱とジャケットは、紙から出来ています。しかし、紙に表面に艶があるものは、表面にPP(ポリプロピレン)加工、つまりプラスティックが施されています。

そのため、表面加工されている紙のリサイクルは、非常に手間がかかると思われます。

また、CD-BOXを保護のため包装している透明の薄いビニールのようなものは、ポリプロピレンから出来ています。 


「音楽のある風景」では通信販売を行っているため、お客様のお手元に届くまでのCDの保護を最優先してパッケージを考えています。環境に害を及ぼすような素材は使用していませんが、今後、環境への意識がより高まっていく中、私たちも、勉強を重ねていかなければと思っております。m(_ _)m

 


春土産

こんにちは。ブログ担当の前田です。2月もあと数日で終わりますね。東京はまだまだ寒い日が続いておりますが、オフィスにいると窓からの日差しが暖かく、日当たりの良い会議室に1時間もいると、汗をかいてしまうほどです。

私たちのオフィスには、“チャットハブ”と言われるミーティング・スペースがあります。コーヒーメーカーやウォーター・サーバー、自動販売機が設置されているので、ちょっと喉が渇いたときや、休憩の時などにも利用できる、便利なスペースです。

 

そして、このスペースには、たまに出張土産のお菓子や、手作りのお菓子などが置かれていることがあります。つい先日は、少し早いですが春らしい、素敵なお土産が置かれていました!

 

よく見ると、菓子箱に「さくら饅頭」とあります。

 

 

なんと、可愛らしいんでしょう!

 

これは、女性上司からの、伊豆のお土産でした。

伊豆と言えば、早咲きの河津桜が有名ですね。

2年ほど前に、私も訪れたことがあるのですが、まだダウンコートが手放せない2月、河の両側に河津桜が満開で、一足早く春を感じて、得した気分になったものです。

 

つい想い出が蘇ってきた、素敵なお土産。

お茶と一緒に、美味しくいただきました。

 

明日は全国的に晴れるようですね。どうぞ素敵な週末をお過ごしください。

 


「音楽のある風景」って、どれくらいの人が買っているの?

こんにちは。「音楽のある風景」ブログ担当の伊藤です。

今回は、「音楽のある風景」をご覧になったことのある方なら誰もが思うはずの、「どれくらいの人が買ってるんだろう?」という疑問に答えてみたいと思います!

私自身が、よくテレビで通販番組を目にした時に(たとえば、「スイスイ簡単に家じゅうがきれいになるモップ」など)、「これすごいなあ。でもどれくらい売れてるんだろう?」とやはり思います。

そこに「累計10万セット突破!」とか、「5万人のお客様がご愛用!」などと出てくると、たくさんの人が買っているなら安心、と思えて、では自分も買おうか、となりますよね。(単純ですが)

 

「音楽のある風景」も、いろいろな方のブログで、「いい番組で癒されるけれど、実際買ってる人っているのかな?」というような書き込みを時々見かけます。

実は、私たちの「音楽のある風景」でも、毎月何と数万名もの方々にボックスセットをお買い求めいただいているのです!

趣味的な要素の強い商品で、これだけの数が売れているというのは、大変なことだと思います。

 

もちろん、商品や放送時間帯によって、いただくご注文の数はまちまちですが、とても多くのファンの方々に支えられているんですね。本当にありがたいことです。

 

私たちの商品には、お客様アンケートハガキが同封されており、これもありがたいことに多くの方からお送りいただくのですが、その中にもよく、「毎日のように番組を見ていて、1か月くらい迷って買うことにした」というようなコメントが書かれています。

「音楽のある風景」では、1万円前後くらいの商品を多くご紹介しているので、当然ですが安い買い物ではありません。ただそこには、お金では買えないような懐かしい記憶への扉や、今の生活の中での、音楽に彩られた豊かな時間がこめられています。ぜひ、何度も放送をご覧になって、迷ったり悩んだりして、この番組いいなあ、この商品いいなあ、と思っていただけたら、どうぞお買い求めください。

 

そうやって、何度も楽しんでいただけるように、あるいは、録画して何度でもご覧いただけるように、私たちのWebサイトでは2週間分の放送スケジュールを常時掲載しております。

ぜひチェックしてみてくださいね。


クラシック 長いものと短いもの (3)

こんにちは。「音楽のある風景」ブログ担当の伊藤です。

前回、「演奏時間の長い曲」について書いていたら、文章まで長くなってしまいましたので、「演奏時間の短い曲」について今回改めて書いてみようと思います。

 

実は、演奏時間の短いクラシック曲というのも、書くのが難しいテーマです。この記事では、単純に短いというだけではなく、いろんな意味で短い曲を紹介しようと思います。

 

・「000秒」 (ジョン・ケージ)

ジョン・ケージは、前回のエリック・サティ「ヴェクサシオン」を初演したことでも知られる、実験音楽の作曲者で、演奏終了までに639年もかかる曲もあれば、この曲のように、タイトルからしても最短と言える曲を作った人でもあります。この曲は、「独奏なら誰が何をしてもよい」という指示書が楽譜になっており、何かの音を聴かせる(たとえば、日本茶をすする音や、歯を磨く音などでもよい)という「曲」です。過去に、「本当に何も演奏せず」、000秒で終わったケースがあったため、堂々の1位です。

・「室内交響曲第1番『春』」 (ダリウス・ミヨー)

交響曲という名のつく曲としては、おそらく最も短いと思われる、全3楽章で約3分の曲です。ミヨーは、私のような吹奏楽経験者にとっては「フランス組曲」の作曲者としてなじみがありますが、こんな形で紹介することになるとは・・・

・「交響曲ハ長調」 (ドメニコ・スカルラッティ)

バロック音楽の膨大なチェンバロ曲が真骨頂の作曲家だと思っていたら、交響曲も残されていました。しかも、ミヨーと同点トップの、全3楽章で約3分。

・「リルケの詩による二つの歌曲 作品8」 (アントン・ウェーベルン)

ウェーベルンは極端に発表された曲の少ない作曲家で、31曲のみが残されています。また、この曲は歌曲としてはおそらく最短の約2分半の曲ですが、それ以外の曲も、2分台、3分台の曲が多くあります。ただし、バレエ音楽の大家、ストラヴィンスキーを傾倒させるほどの独自性を持った作曲家でもありました。

 

さて、3回にわたって、クラシック曲にまつわる「長いもの、短いもの」について書いてきました。

単なる音楽雑学のようなこともありますが、クラシックの幅や奥行き、深さの一端を感じていただけたら幸いです。

以前にも書いたことがあるように、クラシックに親しんでいく道筋は限りなくありますから、こんな雑学から入るのも楽しいのではないかと思います。

また機会があれば、いろんなクラシック豆知識を書いていこうと思います。


クラシック 長いものと短いもの (2)

こんにちは。「音楽のある風景」ブログ担当の伊藤です。

今日は、先日掲載した「クラシック 長いものと短いもの(1)」の続編ということで、クラシックの、演奏時間の長い曲、短い曲について書いてみたいと思います。

演奏時間の長いクラシック曲と言えば、どんなものが思い浮かぶでしょうか。約70分のベートーヴェン「交響曲第九番」や、80分におよぶマーラーの「交響曲第2番『復活』」などは大作ですね。ヘンデルのオラトリオ「メサイア」に至っては約140分の曲で、超大作と言えるでしょう。

ただ、「いちばん長い」曲は、実は他にさまざまあるのです。いくつかをご紹介しましょう。

 

・「スポーツと気晴らし」より第16曲「タンゴ」 (エリック・サティ)

・「マズルカ作品7-5」 (フレデリック・ショパン)

・「マズルカ作品68-4」 (フレデリック・ショパン)

この3曲には、譜面の終わりまで行ったらまた最初に戻る、という記号が書かれており、忠実に守るとすれば、永遠に続く曲なのです! いずれも舞曲、いずれもピアノ曲という共通点があり、いったん弾き始めると永遠に終えることのできない恐怖の曲です。サティの曲には副題として「永遠の」というコメントまで書かれているので、もはやこれは確信犯ですね。・・・

 

終わりのある曲として長いのは、これらの曲でしょう。と言っても、もはや常識ではかるのは難しいものもあります。

・「ヴェクサシオン」 (エリック・サティ)

フランス語で「嫌がらせ」という意味のこの曲は、1分あまりのフレーズが840回繰り返される譜面になっています。今のところ、この曲を実際に演奏した時間として18時間40分(ジョン・ケージをはじめ10人が初めて演奏)というのが公式記録になっています。そういえば、サティは前回の「長いタイトル」でも登場しましたね。やはり、「音楽界の変わり者」の面目躍如といったところでしょう。

・「ASLAP」 (ジョン・ケージ)

そのサティの「ヴェクサシオン」を初演したジョン・ケージが、自ら作曲したのがこのオルガン曲で、「ASLAP」という曲名は、「できるだけ遅く」という言葉の頭文字です。西暦2001年に演奏が開始され、2640年までの639年間(!)にわたって演奏されることになっています。ちなみにこの譜面は、普通に演奏すれば80分程度の曲なのだそうですが、それを、4か月〜17か月に一度音が変わるというスピードで、自動演奏が続いています。

・「ニーベルングの指環」 (リヒャルト・ワーグナー)

前回の「長いタイトル」で、ヒンデミットに曲名を引用されてしまったワーグナーですが、演奏時間の長い曲に堂々の登場です。「ワルキューレの騎行」など単独でも名高い曲が含まれますが、楽劇としての全幕(全4部作)は15時間におよびます。一般的には4日間をかけて上演されるこの作品は、ワーグナー自身も作曲に26年をかけた、生涯をかけた偉業だったと言えます。

 

近代、現代になってから、電子音楽や、いわゆる実験音楽などで、時間という概念を超えた試みがなされていますが、「いちばん長い曲」としては、個人的にはワーグナーだと思いたいところです。皆さんはどう思いますか?

今日は私の文章も長くなってしまいました・・・ので、「短い演奏時間の曲」は次回に持ち越したいと思います。

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